和歌山県内初 乳がん専門センター
TOP > 特色
乳がん患者さんの診断、治療においては日本乳癌学会認定の乳腺専門医による一貫した治療を行います。
また治療中に主治医が交代するような事はなく安心して治療を受けていただけます。
乳がん検診は毎日行っております。女性放射線技師(毎日)による安心して検診を受けていただける体制作り、また、働く女性のために毎月第一火曜日には夜間乳がん検診の実施を、そして10月第3週の日曜日には休日検診(ジャパン・マンモサンデー)も行っています。
また、当センターの医師、放射線技師、装置はいずれもNPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構による認定を受けています。
通常検診で異常を指摘された場合、精密検査(超音波検査や生検)は改めて別の日の行われますが、当センターでは検診で異常が認められた場合、精密検査を同日に行い患者さんの不安の軽減に努めています。
患者さんにとって手術で乳房を失う事はとてもつらいことです。当センターでは可能な限り乳房温存手術を行い、それができない場合でも自家組織(自分の筋肉や脂肪組織)による乳房再建手術や、また形成外科医の先生と連携し人工物(シリコン)による乳房再建手術も積極的に行っています。平成26年2月現在、和歌山県において人工物による再建手術が認められているのは当センターのみです。
セカンド・オピニオンとは、他院に入院または通院中で診断や治療方針の説明を受けたがどうしたらいいか悩んでいるときや、他に治療法はないかと考えているときなどに主治医以外の医師の意見を聞き、参考にすることをいいます。
乳がん術後の後遺症として腕の腫れや重圧感などの症状を伴うリンパ浮腫は、適切な治療が必要となります。診断・治療方針の決定・治療処置の指示・治療経過の確認など、安心して治療を受けてもらえる環境作りを心がけています。
医師の診断および指示に基づき、患者さんやご家族への生活指導、リンパ浮腫保存的治療法である「複合的理学療法」により、治療を行う施術者のことです。当センターでは専門的な研修を修了した理学療法士によるリンパ浮腫ケアを受けていただくことができます。
化学療法は、外来で行う場合と入院して行う場合がありますが、当センターではほとんどの患者さんが経口抗菌剤や経口制吐剤などの格段の進歩により副作用に対応しながら外来で化学療法を行っております。
自宅での生活を続けながら、外来で治療が受けられることで、精神的にも経済的にも負担が少なくなるでしょう。体調がよければ、お仕事を継続することもできます。外来化学療法時には看護師が常駐し、投与管理を行っています。化学療法に関しての疑問などありましたら、遠慮なくご相談ください。
各ベットにはTVがありますし、リラックスした空間の化学療法室を完備しています。
再発乳がんの治療においても患者さんのライフスタイルや希望を尊重し当センター(緩和病棟含む)と地域の開業医の先生が緊密に連携し、可能な限りご希望に沿った形で治療計画を立て不安のない療養の場を提供できるようにサポートいたします。